VOA special Englishでニュース英語入門
■VOAについて
まずVOAはVoice of Americaの略です。
福島県国際交流協会のサイトに詳しい説明があったので引用します。
米国政府が外国向けに放送しているもので、内容はもちろん米国中心です。
米国内の人はあまり聴きません。
それを差し引いてもこのサイトのいいところはスクリプトがあることです。
スクリプトがあれば聞きっぱなしになったり、何と無く分かった気になって終わるのでなく、聴く前後に単語や表現を確認することによって、リスニング、ボキャブラリ習得の助けになります。
ということです。
スクリプトが付いているので英語学習の教材として向いています。
VOA に関しては「VOA で聞き取り練習」もごらんください。
■special Englishについて
VOAサイトの中でspecial Englishというコーナーがあります。
この説明も福島県国際交流協会のサイトから引用すると
このコーナーでは、VOAのニュースが学習者用の簡単な英語でゆっくりとしたスピードで聴けます。
CNNやBBCなどは速い、難しいと感じる人はぜひトライしてはいかが?
しかもスクリプトがあるので、あとで聞き取れなかった単語や表現法をゆっくり勉強できます。
ということです。
基本的な単語でゆっくり話しているので、ニュース英語のリスニングトレーニングを始めようとする人に向いているといえるでしょう。
逆にある程度以上のレベルの人には簡単すぎるかも。
■VOA special Englishのレベル
VOA special Englishのスピードですが、あるサイトによると一分間に100語程度で読まれるそうです。
通常のニュース番組などでは一分間に150語程度のスピードのようですから、7割程度のスピードに落としてあることになります。
私個人の体感としてはもっとゆっくりに聞こえます。
使われている単語は、基本単語1500語のみです。
個人的な感覚としては、大学受験経験者なら覚えているはずの単語がほとんどという感じです。
言葉が全然分からなくてつまずくという事は無いでしょう。
VOA special English などの時事英語のリスニングに関しては、次のサイトでも紹介しています。
興味がある方は、ぜひ。
■効果的な学習法
単純なリスニングトレーニングとしても役に立つとは思います。
いくつかのサイトではシャドーイングなどの練習に利用することを推奨しています。
例えば、ディクテーション シャドーイングで英語力アップ!・めざせ100万語!多読で学ぶSSS英語学習法:シャドーイングについてなどではシャドーイングにVOA special Englishを用いる事を推奨しています。
これらのサイトが信頼の置けるサイトかどうかは分かりませんが。
またVOA special Englishを使ってシャドーイングを行おうという書籍も販売されています。
「VOAスペシャル やさしいニュース英語トレーナー 」という書籍ではVOA special Englishを使ってシャドーイングをする方法がかかれていますので、シャドーイングに興味がある方はチェックしてみてください。
また基本的な単語で構成されている上に、一つ一つのスクリプトが比較的長いので、英文の多読をするためのトレーニングにもいいかもしれません。
画面では読みにくいという人はスクリプトを印刷して読めば良いでしょう。
時事英語関連の多読教材はそれほど多く販売されていないので、ビジネスマンで多読をしたい人には役に立つ教材といえるでしょう。
■関連書籍
上で紹介したほかにもVOA special English関連の書籍も何冊か販売されています。
実際にサイトを見てみたけど早くてついていけなかったという人や、効果的な学習法を詳しく知りたいという人はチェックしてみる事をおすすめします。
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