「ペーパーバックが読めるようになる?」英語の多読について調べてみた

英語の多読が注目されているようです。

基本的な考え方は「自分のレベルから見てやさしい英文を、訳読するのではなく英語の語順のまま理解するという態度で多くの英文を読んでいく」という学習法です。

このような学習法を取る事で、英語を数多く読むことが期待できるというのです。
要するに「習うより慣れろ」ということですね。

これは個人的にも同意できる部分が多く、私自身もある程度英語が読めると感じるようになったのは、ある期間多くの英文を読んだからだと感じています。


■ 英語多読の問題点

実際に英語多読をはじめようと思ったときにいくつかの問題があるようです。

まず気になる点が「多読するための英文をどこで入手したら良いか?」という点です。

ある程度の英語力がある人なら比較的やさしめのペーパーバックからはじめることができるでしょう。
最近は洋書を扱っている書店も増えてきていますし、インターネットを使っての購入も可能でしょう。

問題なのは、英語の本を読めるレベルに達していない人たちです。
ほとんどの人が、この立場でしょう。

SSS英語学習法研究会ということろが、中学2年生終了レベルからの多読という試みをしています。
SSS英語研究会は英語を母国語としない学習者向けに基本の200語や300語といったやさしい語彙で書かれた書籍や、英語の絵本からはじめる方法を提唱しています。

多読はしてみたいけれど洋書を読めるレベルには無いという人は、ぜひチェックしていただきたいと思います。

また、多読に関しては方法論を記した書籍も多数出版されているようなのでそちらもチェックしてみてはいかがでしょうか?

あ、ちょっと付け加えますが、SSSの方法論に疑問を持っている人もいるようです。
私個人としても「あれ?」と思う解説が無いではありません。
概ね正しい方法だとは思いますが。


■ 私の場合

私の場合は大学4年から大学院の修士課程を修了するまでの3年間が英文を多く読んだ期間でした。
基本的に論文は英語で書かれていましたし、教科書も英語のものを指定されていたので、必然的に日々英語の文章を読む必要がありました。

理学の学習のために英語を読んだ私の場合、本に書かれた内容を正確に理解する事が求められました。
概略を理解できればO.K.という多読の考え方とは若干違っています。
したがって、いま注目されている多読が効果的なのかどうか正確に体感したわけではないので分かりません。

それでも数多くの英文を読み、読むことに慣れていく事で、英語を読む力が向上していった感覚はありました。
ですから、おそらく効果的な方法だろうという感覚は持っています。


■ 英語多読を実際にやってみた【追記】

さらに、私自身もSSS英語学習法研究会で紹介している方法で英語多読をやってみました。
個人的に感じた効果などをまとめたので興味がある方は「英語の多読をやってみた」をご覧ください。





当サイトは【リンクフリー】です。特に連絡も必要ありません。 ご自由にリンクしてください。
管理人に御用がある方はこちらまでメー ルをください