ペーパーバック?ペーパーバブック?

インターネットを利用していると、時々ペーパーブックという表記を見かけます。
でも、これは間違いです。

実際、このページの作成日現在、「ペーパーブック」yahoo検索すると12,300件も検索結果が出てきます。
さらに、「paperbook」で検索すると44,800件も出てきます。
間違いと知った上で敢えて表記している所もあるのでしょうが、本当に間違っている人もかなりいるのでしょうね。

もちろん正しくは、ペーパーバックです。
そもそも本は紙でできているから、わざわざ「ペーパーブック」なんて言うのはおかしいですよね。
紙じゃなければ、木の皮とかになるのでしょうか?
あるいは、将来的には電子ブックに対応する言葉としてペーパーブックという言葉を使うことになるのかも知れません。
まあ、何れにしろ現時点では本が紙で出来ているのは当然の感覚です。

実際、大辞林でも「ペーパーバック……仮製本で、紙の表紙をつけただけの簡略な装丁の本。廉価な普及版に多い。」と定義されています。
表紙が紙の簡単な製本だから「バック」が「ペーパー」でペーパーバックという事なのでしょうね。

ということで、正しくは

  ×…ペーパーブック
  ○…ペーパーバック

です。
これを間違えると恥ずかしいので、しっかり覚えておきましょう。

ところで、プログレッシブ英和中辞典によると、ペーパーバックといっても紙の質によっていろいろあるようです。
「粗紙を用いた小型のMASS-MARKET PAPERBACKと上製紙のTRADE PAPERBACKがある」ですって。





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