国連英検の概要
はっきり言って、英検やTOEICと比べると一般の認知度は低い国連英検です。
国連英検のホームページ内に他の英語資格との比較がされていますので、ここでご紹介します。
国連英検の意義は「試験を通じて国連の理解を深め、ひいては世界平和に貢献できる人材を育成する」というものです。
従って国際人としての常識や資質が問われる問題が多いです。
問題量は他の資格試験より多く、特に上級レベルでは速読力が必要になります。
A級以上に合格できれば国連職員への道も開ける可能性もある点は他の検定等と大きく異なります。(国連英検のホームページより引用)
ということで、国際協力や国連職員採用の可能性があるといった辺りがポイントでしょうか。
もう一つの特徴が英検のようにレベル別の試験であるということです。
レベルは特A級・A級・B級・C級・D級・E級の6段階に分かれています。
具体的なレベルとしては、C級がTOEIC470〜729点レベルで英検だと準1級と2級の間ぐらいのようです。
そして、B級が英検TOEIC730〜859のレベルで英検だと準1級と1級の間くらいのようです。
そう考えると、「国連職員への道が・・・」というA級は相当ハイレベルと言っていいでしょう。
もっとも、そのくらい出来ないと国連職員なんてやってられないのでしょうが。
国連英検の一定以上の級を取っていると大学進学に有利になると言うシステムもあるようで、進学には有利と言えるでしょう。
就職に関しては担当者がこの資格を良く知らない可能性も高いのであまり役に立たないかもしれません。
とくに、中小企業では採用担当者が知らないと言う事もありそうです。
ちなみに、知り合いの某上場企業の採用担当者は初級システムアドミニストレーターというコンピュータの国家資格を知りませんでした。
結構有名な資格なのですが。
まあ、人にもよりますが採用担当者の資格に対する認識なんてこんなものかもしれません。
だから、国連英検を知らない採用担当者なんて普通にいそうです。
何れにしても、つぶしが聞く英語資格という意味では英検やTOEICのほうがいいのでしょうね。