語学試験の過去問(TOEIC なら公式問題集)を徹底的に使おう [リスニング]
過去問は一回解いて終わりではない
試験の過去問を一回といて終わりと言う人がいます。
はっきり行ってこれはもったいないです。
過去問は完全に理解しきるまで使わないともったいないです。
そうしないと効果的な試験対策とはならないでしょう。
例えば、TOEIC だと過去問は手に入らないでしょう。
そこで、公式問題集など、実際の音声に近いものを入手しそれが完全に理解できるまでつかうのです。
リスニングの場合、まず実際の英語を聞きましょう。
そして、話されている部分でどの部分が聞き取れなかったかをすべて洗い出しましょう。
通常、リスニング問題の過去問には実際に読まれた英文を書き起こしたものが付いています。
それを見ながら聞き取れなかった部分に印を付けていくと良いでしょう。
分析をして対策を立てよう
英語のリスニングの場合、聞き取れないのは大体次のような部分だと思います。
@知らない単語で聞き取れなかった。
A音と音とがくっついて、違う音に変化していたので聞き取れなかった。
B前置詞や冠詞が小さい音でしか発音されなかったので聞き取れなかった。
C途中から完全にスピードについていけなくなった。
おそらく、この4つが原因である事が多いでしょう。
まずは、自分が聞き取れなかった部分が、どのような原因で聞き取れなかったかを認識する事が重要です。
もちろん、@からCまですべて当てはまると言う人がほとんどだと思います。
でも、その中でも特にどの部分が多かったかを洗い出すのです。
そして、それを活かして対策を立てていくのです。
分析できたら対策を立てよう
@の知らない単語が多くて聞き取れていなかったと言う場合は、知っている単語の数を増やすしかないですね。
まずは、過去問に出てきた単語を全部覚える所から始めるのが良いのではないかと思います。
Aの音が変化していて聞き取れなかったと言う場合は、英語の音はどのように変化をしているかを知り、それに慣れなければなりません。
幸いな事に、最近は英語の音の変化を解説している参考書も何冊か出てきます。
まずは、これらの本を勉強するのが良いでしょう。
Bの前置詞や冠詞が聞き取れなかったと言う場合は、Aの音の変化の問題か文法力の問題だと考えられます。
問題が文法力にある場合について考えて見ましょう。
英文法をしっかり理解して、予想しながら聞けば、小さい音で発音されて聞き取れなかったとしても、自分で補う事ができるでしょう。
しっかりした文法力を身につけましょう。
Cのように、スピードについていけなかったと言う場合は、英語を英語のまま処理する事が出来ていないと考えられます。
英語を日本語に頭の中で訳して理解すると言う事をしていると、ネイティブの話すスピードにはついていく事ができません。
ネイティブが話すスピードについていくためには、英語を英語のまま理解する必要があるのです。
これに対応するためには、「直読直解」と言うテーマの参考書を勉強するのが良いでしょう。
その上で、英語の本をたくさん読んで、英語を英語のまま理解する事に慣れていくことが大事だと思います。
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