英語独学ガイド

プロゴルフ石川遼選手で有名 スピードラーニングで英語の独学

英語の多読

文字通り、「英語をたくさん読みましょう」という方法です。


どんな勉強法なの?

SSS英語学習法というところが有名ですのでココの学習法をご紹介します。

基本方針は次の三つで、この基本方針に従って本をたくさん読んでいきます。

  • 辞書無しで分かるレベルの本をよむ。
  • 分からなかったら飛ばしていい。
  • つまらなければ別の本に乗り換えてもいい。

まさに、無理なく続ける事を念頭に置いた方法論になっています。
これなら続けられるという人も多いのではないでしょうか。

詳細な学習法は、SSS英語学習法のサイトか「英語多読完全ブックガイド」などの書籍に詳しいのでぜひ参考にしてもらいたいとおもいます。
この本は、中学生レベルの英語力でも読める英語の本の詳細なリストがついていますので多読を始めるときに役に立ちます。

多読を推奨しているのはSSSだけに限りませんので、ココとは違った方法を推奨している人もいるようです。
SSSに関し、「文法を軽視しすぎなのでは?」とか「同じ本を一回しか読まないのは学習効率が悪いのでは?」といった疑問を持っている人も多いようです。
(有名な某掲示板で特に。)


注意点など

多読をする上で注意したいのが次の点です。
「あるスピードを保ちながら読むこと。」

一般的には一分間に120語程度のペースは保つべきでしょう。
このスピードで読むには訳しながら読んでは当然間に合いません。
ある程度のスピードで読むことで、英語を英語のまま理解するトレーニングになります。

また、速いスピードで読めるようになると、リスニング力アップにも効果があります。

ネイティブが普通に英語を話すスピードは一分間に150語前後といわれています。
ネイティブの英語を理解するには、少なくともこれを超えるスピードで英語を理解できる必要があるわけです。

一分間に150語の速さで英文を読めない人は1分間に150語で話されても当然理解できないですよね。

ということで、多読をするときにスピードを上げることは、ネイティブのスピードについていくためにも有効なトレーニングです。
私自身も効果を体感しています。


どのくらい読めばいいの?

SSSが推奨している所では100万語が一つの目標になるようです。
個人的には100万語では全然足りないような気がしますが、最初の目標としてはいい線かもしれません。

「やさしくたくさん」で有名な伊藤サムさんは本にして積み上げたとき身長の2倍を目標にといっているようです。
本の種類にもよりますが、これだけ読むには1,000万語くらいはいるのでしょうか?

ちなみに、ハリー・ポッターの第1巻が8万語弱だったと思います。
一番長い第5巻が約25万語。
第5巻はU.S.版のペーパーバックだと870ページありました。
確か、日本語版は上下巻にわかれていてそれぞれ1000ページくらいあったような記憶があります。
子供向けなので字は大きいですが結構なボリュームですね。

ハリーポッターU.S.版の1巻から6巻を積み上げると約30cm。
1〜6巻の文字数を合計すると、80万語前後だと思います。
身長の2倍(約3m)読むには800万語くらいは必要そうですね。
紙の厚さや文字の大きさで幅がありそうです。

その他、大人向けの小説で5万語くらいからというのが多いでしょうか。
何となく100万語のイメージをつかんでもらえたでしょうか。

100万語を読むには速い人でも2〜3ヶ月くらいかかるかもしれません。
ということは、身長の2倍を達成するには…。


本はどうやって探す?(1):レベル別の本を読む

まず、簡単な方法としてPenguin Readersなどのレベル分けされた書籍を利用するという方法があります。
一般にはGraded Readersと呼ばれています。

例えば、Penguin Readersの場合はEasystartsLevel 1Level 2Level 3Level 4Level 5Level 6までの7段階に分かれています。
Easystartsは基本単語200語だけを使って書かれていて総語数1,000語程度のものが多いようです。
Level 6になる使用している単語の種類が3000語まで増えます。
総語数も数万語のものもあります。

SSSも伊藤サムさんもEasystarts(200語レベル)から読み始めることを薦めています。
文字数と価格の関係を考えると、コストパフォーマンスが悪いような気もしますが…理由があってのことのようです。

Penguin Readers以外にも類似の書籍をだしている出版社があるのでAmazon.co.jpなどで探してみるのがいいでしょう (Amazon.co.jpのGraded Readers一覧)。

先ほどご紹介した「英語多読完全ブックガイド」という本にもPenguin Readersなどの詳細なリストがあります。
先にこの本を買っておくというのも良いかもしれません。


本はどうやって探す?(2):子供向けの本を読む

また、上記のようなレベル別の読み物のほかに、英語の児童書を読むという方法があります。

有名どころでは、ハリー・ポッターチャーリーとチョコレート工場の秘密などでしょうか?
有名作家が書いた本は大人でも楽しめます。
個人的には児童書の多読が気に入っています。
何しろ、ペーパーバックは安いので。

Amazon.co.jpの児童書コーナーでは対象年齢別に分類しているので、易しいほうから試してみればいいでしょう。

また、自分の読みはじめる本を選ぶのに迷うという人はSSS英語学習法に膨大なデータベースがあります。
さらに、何度も紹介している「英語多読完全ブックガイド」にも有名児童書のリストが載っています。


本はどうやって探す?(3):易しい新聞・雑誌を読む

最後に時事英語で簡単なものを探している人にThe Japan Times JUNIOR週刊STをおすすめします。
どちらもJapan Times からです。

学習者向けの英字新聞で、欄外に難しい単語の意味が掲載されています。
The Japan Times JUNIORの方が簡単で「英検4級〜準2級を目指す低年齢層を対象とした英字新聞」という感じのようです。

私は両方とも読んでみたことがありますが、英語があまり得意で無い人はThe Japan Times JUNIORから始めるのが無難かもしれません。
特に週刊STのニュース欄は通常の英字新聞と同程度のようですので、脚注がついているとはいえ、ある程度の英語力が必要でしょう。
中学英語レベルの昔話なども載っているので、全てが難しいというわけではないのですが。

英語学習者向けの雑誌で娯楽色が強いものを読みたいという方にはEnglish zone という隔月刊誌あります。
レベルはどのくらいかなぁ?
高校2年生くらいの英語力があれば読めそうな気がします。

記事の本数が多く多読向けです。
また、一部の記事の音読CDも着いているのでコストパフォーマンスは良いですよ。


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