![]() |
英検の実際のリスニング音声を聴いてみた英検の本番の音声が聞けるサイト最近、英検のオフィシャルサイトで、実際の試験の音声が聞けることがわかりました。 そこで、試しにいろいろ聴いてみました。 全体的にクリアな音声で、文章の中での音の変化が少ないという印象でした。 あと、思った以上にゆっくりかな。 特に気になったのが音の変化の問題です。 例えばテレビやラジオなどの丁寧に話される放送英語でも、複数の単語の音と音とがくっついて一つの単語に聞こえたり、発音されない音があったりします。 そういう変化があまりないんですね。 一つの単語を丁寧に読んでいる印象です。 1級の音声はさすがにある程度変化していましたが、それでもかなり抑え目な感じがしました。 あと、全体的に意識してやさしい単語を使っている感じもしました。 確かに書き言葉に比べると、話し言葉はやさしい単語を使う傾向があるのです。 でも、それを含めて考えてもかなり気を使っている感じですね。 2級のリスニングは簡単英検2級というと、一応英語ができる人の基準になっているようです。 聞いた話によると、英検2級をとると履歴書に資格として記入してもいいのだとか。 あと、英検2級とっていると英語を使った仕事ができると言うのも聞いたことがありますね。 今回英検の実際の音声を聞いてみた感じでは、英検2級程度の能力では仕事で使うのは難しいような気がします。 リスニングに関して言えば、はっきり言って簡単すぎます。 発音があれだけ明瞭で、あれほどゆっくり話していれば、ちょっと勉強している人には聞こえていて当然かな。 レベルとしては、そうだな、ネイティブの人があまり英語が得意でない外国人に対してかなり気を使って話している感じでしょうか。 ゆっくりと、しかも難しい単語を使わないように意識しながらかなり気を使って話している感じです。 英語を仕事に生かすというには程遠いのではないでしょうか。 英語を使った仕事につきたければ、最低でも準1級くらいはクリアしておきたいというのが率直な感想です。 英検2級のリスニングが出来ない人は…上で英検2級のリスニングは簡単だと書きました。 でも、リスニングが苦手と言う人は意外と多いようです。 いったいどこに問題があるのでしょうか。 英検2級のリスニングが難しいと思う人は次の2つのうちのどちらかが原因だと考えられます。
まず考えられるのが、英単語を覚えるときに正しい音で覚えていないケースです。 自分の認識している音と正しい発音と違っていては、当然知っている単語でも聞き取れないですよね。 もう一つ考えられるのが、英語を英語の語順のまま理解するトレーニングが出来ていない場合です。 リスニングの場合、英語を聞こえた順に理解していかなくてはなりません。 でも、日本の中学・高校ではこのようなトレーニングを行っていないんですよね。 中学・高校の教育では、英語を日本語に直すために、後ろから先に訳してみたりとか変なことをします。 英文を読む場合はこの方法でも何とかなります。 時間はかかりますが。 しかし、リスニングの場合は聞いたそばから音が消えてしまいますから、語順のまま意味を取っていかなければなりません。 おそらく、これが出来ないのではないでしょう。 英語を語順の通り理解していくトレーニングはリーディングでも役に立ちます。 実用的な速さで英文を読めるようになるためには、この方法で読まないといけないでしょう。 英語力アップのために、英文を後ろから訳すなんて事はやめて、語順の通り意味が取れるようにトレーニングしてみてはいかがでしょうか。 ちなみに、英検の過去問はこちらのページでも紹介しています。 【参考】 |
|
当サイトは【リンクフリー】です。特に連絡も必要ありません。 ご自由にリンクしてください。 |