英語に関する意識調査:日本人の3割以上は「外国語で簡単な会話ならできる」 … 本当に?
外国語が話せるかどうかの調査を発見しました。
あなたは外国語が話せますか?という質問に対して「日常会話ができる」「簡単な会話ならできる」「ほとんど話せない」の3つから答えるという形式のアンケートです。
で、その結果に少し驚きました。
まず、「日常会話ができる」「簡単な会話ならできる」と答えた人が、全体の3割以上いました。
正直、そんなにいるんだと言う感じです。
「簡単な会話ならできる」というのは主観的な話ですからね。
本人ができると思えばそれでいいのでしょうけど。
ソースがどこかに行ってしまったので、とりあえず注目した結果だけご紹介しました。
以下、大多数を占める英語に限定して書いてみたいと思います。
ちょっと分析 <簡単な英語なら話せる?>
簡単な会話でも会話として成立するためには相手の言っている事を理解しないといけないですよね。
言いたい事を一方的に言うことができる人はある程度いるのかもしれません。
でも、全体の三割が相手の言う事をわかるかというと…疑問だなぁ。
日本人のTOEIC のスコアを見た限り、疑問に思わざるをえませんね。
新卒のサラリーマンのTOEIC スコアが400点台です。
実際の所、TOEIC 400点台だと、相手が何を話しているか聞き取ることは難しいと思い増す。
簡単な会話すらキビシイレベルだと思います。
英語のネイティブがTOEIC 400点の人に話しかけた場合を考えてみるとわかりやすいと思うんですよ。
そのネイティブがTOEIC 400点の日本人を簡単な英語が話せる人だとみなすでしょうか?
多分、そうは思わないんじゃないかなぁ。
新入社員にTOEIC を団体受験させる会社は、多分そこそこの会社なのでしょう。
そのレベルの会社に入る程度の人ですらこの程度です。
本当に日本人の3割の人が簡単な会話ができるとは思えないんだけどなぁ?
ちょっと分析 <日常会話程度ならできる?>
日常会話ができると言う人に関しても、大体同じですね。
英語タウンというサイトによると、日常会話ができるレベルはTOEIC 800点としています。
そのレベルはTOEIC 受験者の上位10%強のようです。
この統計が、日本だけの数字なのか、海外も含んでいるのかわかりません。
平均をみると日本だけの数字かな。
英語に興味を持っているはずのTOEIC受験者の中で見ても、上位10%しか日常会話レベルに達していないんですよね。
日本人全体で見て6.5%も日常会話レベルに外国語が使える人がいるとは、とても思えないんだけどなぁ?
まあ、日常会話ができるかできないかと言うのは主観的な質問なので、人によってかなり基準はちがいそうですけどね。
その意味では、「日常会話ができる」が6.5%いるのはまだ納得できるかな。
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